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AlexSINGER Course route 1996

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AlexSiNGER Course route 1996年製(フレーム№ 3154)が手元にやってきました。
この車は、書籍「Alex SiNGER パリの手作り自転車 アレックス・サンジェ」の100~103ページに掲載されています。ただし、チェーンホイール、BB、前後車輪(ハブ、フリー、スポーク、リム、タイヤ)、サドル、ブレーキは変更しています。元のオーナーK氏から譲り受けたものです。
イメージ 1
主な仕様は以下の通りです。
(フレーム)      レイノルズ531SL  545mm(c-c)
         トップチューブ長 545mm
          板ロード エンド
          AlexSiNGERラグ,AlexSiNGER刻印フォーククラウン
(塗装)     モスグリーン、金線縁取り、エルネスト クスカ氏サイン入り
          メッキ(上下ラグ,フォーククラウン,前フォーク1/2,後チェーンステー1/2
          ,後シートステー1/2)
(ヘッド小物)    ストロングライトP3 4ツ穴 フレンチ
(ハンドル)     フィリップ プロフェッショナル 390mm 緑バーテープ
(バーエンド)    ??
(ステム)      AlexSiNGER鉄 90mm(コラム固定)
(ブレーキ)     マファック レーサークールス(オイル注入口付き)
(サドル)       ブルックス コンペティション スタンダードB17 '67
(シートピラー)    サンプレックス 鉄 26.6mm
(チェーンリング)    ストロングライト57 49×45
(ギヤクランク)     ストロングライト57 170mm フレンチ
(BBセット)      ストロングライトダブル フレンチ
(ペダル)      リヨター マルセル バーセット#23 フレンチ
(トークリップ)    パトロードM
(トーストラップ)   AlexSiNGER(パトロード製) 黒
(ディレーラ)     リア  ユーレー スペシャル ルイゾン ボベ
            レバー ユーレー スペシャル ルイゾン ボベ
                  フロント ユーレー リジド
(リム)        シェーレン ベルトマイスター 700Cチューブラ- 前32H 後40H
(タイヤ)      チューブラー クレメン パリルーベ 700C
(ハブ)       FBグランスポルト LFQR 前32H 後40H(フリー側オフセット調整)
(クイックシャフト)    SIMPLEX 縦型
(スポーク)      DT ダブルバッテット ステンレス#15/17
(フリーホイール)   シクロ パン13-15-17-19-22 5S BSC
(チェーン)     レノルド 3/32
(インフレータ)     アドホック ツーリズム18
(ボトルケージ)   REG ツールドフランス (ハンドル止め)

変更部分は以下の通りです。
チェーンホイールとBB
ストロングライト57です。歯数は49×45です。
インナーリングを最小歯数の40Tにしたいのですが、後変速機のキャパシティを超えてしまうためこの歯数になります。それと三角窓の付くインナーリングの最小歯数が45Tであるためです。
BBもストロングライトですが、固定ボルトは50年代の対辺寸法が16mmのものです。
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ブレーキ
元々付いていたのもマファックレーサークールスですが、注油口付きの物にしました。
左右の支点のところに小さい穴が空いています。その後もモデルが雨が降ると水が入るのでなくなりました。
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千鳥も三角おにぎり形のものです。
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サドル
ブルックス コンペティション スタンダード B17で、1967製です。約40年前に新品で購入したものです。
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ホイール
ハブはFB製ダブルコグですが、フリーの内側に2mmのスペーサを入れることで変速機が使えます。
このホーイルは変速機にカンパニョーロ レコードが付いていたのですが、今回変速機がユーレーのスペシャル ルイゾンボべに変わったので、フリー側のシャフトに5mmのスペーサを入れて使える様にしました。
 いわゆるタケノコ変速機はロー側のプーリーの位置を調整することができませんから、変速機をエンドに取り付けてから、ハブのスペーサを調整して、フリーの位置を決めなければなりません。
 トップ側は変速機のストロークが決まっていますので、自動的にきまります。多少の調整は可能です。
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この自転車の特徴

ペイント
元のオーナーの希望で、トップチューブにエルネスト シューカ氏のサインが入っています。
ピンボケで申し分けないです。
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ステム
コラムに2本のボルトで直接ステムを固定しています。
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後変速機
なんといっても目立つ特徴は、後変速機にユーレーのスペシャル ルイゾンボべが使われていることでしょう。
変速ワイヤーが2本必要です。このためフレームを専用化する必要があります。
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ワイヤーのうち1はトグルチェーンにつながっており、変速用です。
もう1本はプーリガイドに取付られており、チェーンが弛んだ時に引っ張る役目をしています。




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