Simplex社のSLJ5500をダブルワイヤーに改造しました。
私の自転車ではないのですが、取り付ける自転車の後変速機がパンタグラフ式のユーレールックスのダブルワイヤーに改造したものが付いており、前変速機がSJ A223で直付モデルが付いています。
前変速機にユーレー#600を付けたいところですが、シートチューブとマッドガードのクリアランスが狭く取り付けられません。それなら、後変速機をセット品のSLJ5500にすることにしました。
ワイヤーのガイドやアウターカップもすべてダブルワイヤー用に2個ずつ付いています。
そこで、私の提案で今回の改造をすることにしました。
まずパンタグラフのピンを外して分解します。幸い下側のワイヤーを固定するパンタグラフのピンはE型止め輪で取り付けられています(写真右下)ので、そのまま使うことにしました。
ダブルワイヤー式ですから、左下のリターンスプリングは不要となります。
左下のアウターワイヤー受けも今回の改造で不要となりますので、取外します。
シフトレバーはSJ(2型)にワイヤー固定のためのM3のタップを立てて、セットスクリューでワイヤー固定することとしました。
仮にアルミ板に取り付けたのが以下の写真です。
以下の写真が後変速機.です。
シャフト3本とワイヤー止めも作りました。
シャフトの抜け止めはE型止め輪を使いました。
ワイヤーが交差するため、ワイヤー同士が接触しない様に、各支点のワイヤー受けの高さを3mmずらしました。
操作してみると、リターンスプリングが無いため非常に軽く動きます。