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人生初の4サイドキャンプツーリング #2

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人生初の4サイドキャンプツーリングの2回目

今回はローバーの細部を見ていきます。

なんと言ってもこの自転車の特徴はボトムブラケット上部に取り付けてあるL型のパイプでしょう。

これは、取っ手ではなくて、ボトムブラケット部分の撓み(ウィップ)を低減させるためのものです。
この自転車は発売されたのは1960年代初めで、その頃のフレームパイプの主流はハイテンション鋼(一般に言う高炭素鋼)でした。従って、シートピラー径も25.8mmで、その後に発売された代表的なクロモリパイプのイシワタ022が26.8mmですから、肉厚が0.5mm厚いものです。
 この自転車は、大量の荷物(40~50kg位?)を積載する必要があります。

 本来ALPSと言う自転車は、JCAが日本にサイクリングを普及させるために作られた自転車で、そのために東叡社が設立されたこともあり、あまり高価な自転車にすることができません。
安価な方法で強度を上げる必要がありこの様な補強が考案されました。
イメージ 1

現在確認されている最も古い1960年初頭に作られたカタログです。一番下がローバーです。
価格は53,000円でパイプをクロモリすると61,000円となっています。
主な部品構成は、マファック クリテリウム、650B軽合リム、プロダイ コッタード トリプル チェーンホイール、アLPS純正パニヤバッグ(サイドバッグの間違い?)、他にユーレーアルビーセットです。
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他に前三角の強度を向上させるために、シートクロスになっています。
イメージ 3

ただヘッド部分は標準のままです。唯一フォーククラウンは天井に補強のための三角形の板が取付られています。
イメージ 4

全体的に見れば、ヘッドの補強は少し貧弱です。これも上記の理由により価格を抑えたいということからです。

ちなみに私の手元にあるこの車より15年位古いルネエルスのキャンピングは、ラグ付きにしてラグにより強度を向上させています。パイプはレイノルズ531です。
イメージ 5
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