LYOTARD 23MBについて
LYOTARD社の製品の中で唯一このペダルだけはMBと言うセカンドネームが付いていますね。
以前から不思議でした。最も有名なモデルは以下の写真ですね。(上)
この形は現在の三ヶ島 ペダル アーバンプラットホーム スーペリアというペダルの原型ですね。(中)
また、イギリスのサイトであるClassic Lightweights UKによると50年代にはコンストリクター社がコピーしたペダルを発売したとあります。(下)
最も初期のモデルは以下の写真です。この頃が最も球当たりが良く丁寧に作られています。
LYOTARD社の歴史からこのペダルについて抜粋したものが以下の内容です。
ピエール リヨターは1920年代初期に会社を設立しました。当初からの十年間、ペダル「マルセル ベルテ プラットフォーム·ペダル」の最初のバージョンを製作していました。
足をその広い踏面に乗せられるので、ライダー達にとって非常に快適でした
しかしながら一方の面にトークリップを取り付けるために、片面だけで使用する必要がありました。 マルセル ベルテはフランス人のレーサーで、1907年と1913年の二回に三度アワーレコードを樹立しました。このペダルの「MB」はこのフランス人のレーサーにちなんで命名されました。
足をその広い踏面に乗せられるので、ライダー達にとって非常に快適でした
しかしながら一方の面にトークリップを取り付けるために、片面だけで使用する必要がありました。 マルセル ベルテはフランス人のレーサーで、1907年と1913年の二回に三度アワーレコードを樹立しました。このペダルの「MB」はこのフランス人のレーサーにちなんで命名されました。
マルセル ベルテ →MB です。
彼は後にOsgearを発明したスイスのレーサーであるオスカーエッグの主要なライバルでした。このペダルは1980年代中頃まで生産されていました。
Classic Lightweights UKより
1938年のカタログでも長穴のモデルしかありません。
当初はトークリップの取付部が長穴でした(右側)が、その後雌ねじを切ったもの(左側)が発売されました。
ペダルのキャップの形状から、おそらく50年代からと思われます。
雌ねじを切ったモデルは「TF」のスタンプがありますが、どちらも23MBです。
「TF」の意味ですが、おそらく「ねじ固定(Thred Fixation)」の略であると思われます。